コラム

COLUMN - プロのインストラクターによる、ランニングに関するコラムを毎月ご紹介。

【2016/09/26】

ランナーと「足」
vol.2「足の骨っていくつあるの?」 足の骨・足の関節の簡単ケア

コラムイメージ

こんにちは。パーソナルトレーナーの前田有久(まえだくにひさ)です。
リオ五輪も終わり、五輪ロス?リオロス?になってしまっている方も多い事でしょう。
本当に今回の日本のメダルラッシュは凄かったですね。

2020年はもうすぐ。
ラグビー好きな筆者は、その前年2019年に行われるラグビーワールドカップも気になるところです。

さて、前回の記事では『エチオピアのレジェンド』アベベ・ビキラ選手の話題から、
体の基底部分としての「足」の事を少しだけ触れさせていただきました。

私達は引力に逆らって直立して生きています。
唯一、地面と接している足の上に、身体という建物が建っているイメージです。
建物で例えるなら基礎の部分であり、
その基礎の部分のが十分にその機能を発揮していないと、その上に建つ建物の安定性も損なわれます。

また、歩行時・走行時は、乗り物で例えると車輪の働きをする部分です。


足の骨の数と関節

この、体の基底部分である「足」。
当然、骨によってその形が形成されているわけですが、
足首から下の部分はいくつの「骨」から構成されているか、ご存知ですか?

特にかたい革靴などを履いていると、一つの塊になってしまった様な感覚に陥ってしまいますが、
当然一つの骨から構成されているわけではありません。

足

実は、
26個の骨から構成されています。 (※脛骨、腓骨は除いて)

前回の記事のアベベ選手も、ウサイン・ボルト選手も、クレオパトラも徳川家康も、
そして、これを読んでいるあなたも、足の部分の骨は26個です。
(一つ一つの骨の名称は割愛させていただきます)

これら26個の骨は、踵部分の「後足部」、足首から足の甲の部分の「中足部」、
そして、甲から指の部分の「前足部」に大きく分けることができます。

足の部分の骨

屋外では靴を履いて生活している我々現代人、
特にお仕事をされている方には硬い革靴を履いておられる方も多いことでしょう。

そうなると、本来26個の骨で形成されている足が、一つの塊のようになってしまいます。

実はこの足の部分には、以下の様に4つの重要な関節があります。
①距腿関節(我々が足首と認識している、スネと足をつなぐ部分。)
②距骨下関節(足首と踵をつなぐ部分。踵の横の動きに関係する。)
③ショパール関節(上の図の、後足部と中足部をつなぐ部分。)
④リスフラン関節(中足部と前足部をつなぐ部分。)

特にこの中でも、硬い靴での生活の中で影響を受けやすいのが、
③のショパール関節と ④のリスフラン関節です。

ショパール関節 リスフラン関節

①の距腿関節や②の距骨下関節が足首の大きな動きに関わっているのに対し、
上記の二つの関節(ショパール関節・リスフラン関節)は動きこそ小さいですが、
中足部にはアーチを形成するための骨や足首の動きを生み出す筋肉が付着する骨が集中しており、
足部の中でも大変重要な部分です。

日常的に足全体が固く覆われた靴などを履く習慣があると、
わずかに動くこの関節でさえ固めてしまう事になり、足には大変ストレスがかかります。

足の簡単ケア・その1「ぞうきんしぼり」

固められてしまっているこれらの関節を、自らの手で動かしていきます。

【ショパール関節】

足首当たりと足の甲あたりをつかみ、ぞうきんを絞る動きの様に、ゆっくりとねじるように動かしていきます。

ショパール関節 ぞうきんしぼり

【リスフラン関節】

足の甲あたりと指の付け根当たりをつかみ、同じくぞうきんを絞るようにゆっくりとねじるように動かします。

リスフラン関節 ぞうきんしぼり

いずれの部位もそれほど大きくは動きませんが、わずかですが動きます。
この際つかみ方がゆるいと、表面の皮膚だけが動いてしまうので、ある程度しっかりと掴んで行いましょう。

以上、運動前後やお風呂上り、寝る前など、リラックスした状態でお試しください。

次回は、足首についてお話させていただきます。

著者イメージ
【著者プロフィール】
前田 有久(まえだ くにひさ)

パーソナルトレーナー。
2004年から2012年まで大手フィットネスクラブにて社員として勤務。
現在フリーランスとして京都・阪神地域にて、
月間約100本のパーソナルトレーニングセッションを担当。
フィットクラブの会員様からジュニア世代のアスリートまで、
幅広いクライアントの目的に合わせた「強い体」作りをサポートしている。
京都府出身。兵庫県在住。

[活動実績]
・極真空手…高校生ウェイト制の大会で優勝
・ゴルフ…高校全国大会に出場
・野球…ボーイズリーグの選手の甲子園常連校への進学をサポート
・その他、ラグビー・柔道・陸上(短距離、長距離両方)
・空手などの選手やダンサーのストレングストレーニングを担当
・ニューヨーク在住日本人女性シンガーのボディメイク
・世界的に有名な護身術・グレイシー柔術アカデミー認定の
 日本人国内二人目のインストラクターとして活動中。

[取得資格]
・adidas ファンクショナルトレーニング
・NESTA-PFT
・グレイシー柔術アカデミー認定インストラクター
・BFR認定トレーナー
・さとう式リンパケア上級認定インストラクター

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