コラム

COLUMN - プロのインストラクターによる、ランニングに関するコラムを毎月ご紹介。

【2016/5/10】

ランナーのパフォーマンスレベルを上げる為には?
vol.1「関節の役割について」

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ランナーのパフォーマンスレベルを上げる為、理想的なランニングフォームを作る為には、
土台となる身体を良い状態に調整(=コンディショニング)しておくことが不可欠です。

「ストレッチ」や「体幹トレーニング」と言うとイメージしやすいと思いますが、
これらはコンディショニングの1つと言えます。
これをせずに、例えば月間何百キロもの走り込みを行うと、 その先に待っているのは、
「走り込みができないボロボロの身体」や「タイムの伸び悩み、スランプ」です。

冒頭から少し怖い表現を使いましたが、
土台ができていない状態でのランニングは少なからず代償を払うことを理解しておかなくてはなりません。

私は職業上、ランナーを始め多くのスポーツ愛好者とお話をさせて頂く機会がありますが、
残念ながらご自分に合ったコンディショニングを実践出来ている方は非常に少ないのが現状です。

怪我をしない為、スランプに陥らずに記録を伸ばし続ける為には、
どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
これから4回にわたって紹介していきます。

1回目は関節の役割について理解を深めていきます。

コンディショニングに重要な関節への理解
〜スタビリディ関節とモビリティ関節〜

身体の関節は2つに分類することができます。

【スタビリディ関節】

身体を安定性させることが役割の関節(主に膝や体幹部)

【モビリティ関節】

大きく動く事が役割の関節(主に足首や股関節、肩関節)


走る際に大きな推進力を生み出すのは股関節ですが、それもブレない膝や体幹部の安定性があってこそです。

つまりこの2つの関節がうまく機能し協働することで、
理想的なフォーム・高いパフォーマンスでの走りが可能になるのです。
また怪我のリスクを低下させることにも貢献します。




2つの関節が機能しないと?

機能しないとは、スタビリディ関節が安定性を失い、モビリディ関節が動きが悪くなっている状態を指します。



走っているときに、
「顎が上がる」「腰が落ちる」「ストライドが伸びない」といった状態を経験した事がありませんか?

それは『この2つの関節が機能していない事が原因』になっていることが多いのです。

また『ランナーに起こりやすい怪我もこの2つの関節の機能低下によって起こる』ことが多々あります

怪我の代表例
 ・腸脛靭帯炎
 ・鵞足炎(膝の内側の痛み)
 ・シンスプリント(脛の内側の痛み)
 ・アキレス腱炎
 ・足底筋膜炎
 ・ふくらはぎ、足首の痛み    以上



第1回目では関節の役割とコンディショニングの重要性について理解を深めていただきました。

次回以降はエクササイズ写真を含め、具体的な内容に入っていきたいと思います。



最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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【著者プロフィール】
柏野 大暁(カシワノ マサアキ)

トレーナー歴9年 2007年大阪体育大学卒後、スポーツクラブルネサンスに入社。
同年、同施設でのアルバイトと並行して、パーソナルトレーニング業務を開始。
2012年に独立し、現在は複数のスポーツクラブにてパーソナルトレーナーとして活動。
月間約100本の指導を担当。
機能改善やダイエット指導を中心にしながら、アスリートやモデルの姿勢指導などを手がける。
またトップインストラクターのトレーニングサポートやトレーナー育成にも力を入れ、
年齢や性別職種を問わない幅広い指導をコンセプトに活動。

[活動実績]
・スポーツクラブルネサンス約1300人のパーソナルトレーナーを対象に
 アディダスファンクショナルトレーニング(パーソナルトレーニング資格)の講師を担当。
・同資格講習をリゾート&スポーツ専門学校にて担当。
・ルーキーコンテスト2012 ルーキーの部優勝者指導
・関西コレクション2014A/W 出場モデル指導
・枚方市立招提中学校 サッカー部指導
・向日市立勝山中学校 バスケットボール部指導
・滋賀県立アイスアリーナ フィギュアスケートチーム指導 国体少年男子の部出場
・プロバスケットボーラー指導 など

[取得資格] ・アディダスファンクショナルトレーニング
・教育トレーナー
・NSCA-CPT
・ポールスターピラティス  以上

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